さとしの独断人物伝

ハトシェプスト イラスト No.1

久しぶりにかいてみた。 ミイラからの復元より若い設定。 それでも30代後半ぐらい。オシリス神像のハトシェプストのイメージかな。なんど書いても思うのだけど、 ハトシェプストの像は基本「目が笑っていない」モデル顔。 私のイメージではどうしても目が笑…

トトメス一族の「家庭問題」…Tweetより

【本日の考え事 その1】トトメス二世は長い闘病の上、心臓病で死。ミイラがふけて見えるが、ぽっちゃり型の兄ちゃんがミイラ化でやせたせいもある。心臓病が弱いので子供も少なかったんだろうな。トトメスの一族には遺伝性の疾患があるとのことでそれもあと…

「トトメス三世はハトシェプストの弟か?」Tweetより

【本日の考え事 その1】さて、日本の貴種信仰、頼朝や為朝の話を語るのも興味深いが、本題のハトシェプスト&トトメス三世の話にはいる。大学時代の卒業論文のテーマはふたつあった。「トトメス三世はハトシェプストの弟か甥か」、「ハトシェプストは平和主…

「姉」が弟を育てるー日本的物語ー トトメス三世とハトシェプスト Tweetより

【本日の考え事 その1】漫画をかきたくて、伊東聰といえば〜で古代エジプトに手を出した。しかし古代エジプトの世界にどっぷりつかるヒマがなくて、さすがにその世界観を 書き出す自信がなかったりする。古代エジプトとひとことでいってもトトメス三世時代の…

仏御前虐殺事件の謎−祇王と仏御前− その2

前回までの記事。 [さとしの独断人物伝]仏御前虐殺事件の謎−祇王と仏御前− その1 - さとしの哲学書簡ver3 エジプト・ヘルワン便り 次の5月の野洲行きにはこれにいきたいんだよ〜。 http://www.city.yasu.lg.jp/doc/kyouikubu/hakubutukan/20120428.html ht…

仏御前虐殺事件の謎−祇王と仏御前− その1

いきなりぶっそうなタイトルですまぬ…。平家物語をはじめとして、悪役のボスのような存在になっている平清盛。 「池禅尼って、清盛の継母ってだけじゃなくて平家のゴッドマザーみたいな存在で『宗子』さんっていうんだ」 「家盛って夭折してしまった池禅尼の…

傾城の美男子「藤原信頼」役の困難 NHK大河ドラマ「平清盛」

「藤原信頼を誰がやってくれるのかな♪」と思いながら、NHK大河ドラマ「平清盛」のキャストを見た瞬間。◆藤原信頼◆ 藤原信頼 - Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%97%A4%E5%8E%9F%E4%BF%A1%E9%A0%BC http://www9.nhk.or.jp/kiyomori/news/index.htm…

伊達政宗に学ぶ 「障害者リーダー」を育てる メモ その5

伊達政宗 (1) 朝明けの巻 (山岡荘八歴史文庫 51)作者: 山岡荘八出版社/メーカー: 講談社発売日: 1986/08/28メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 51回この商品を含むブログ (26件) を見る 伊達政宗 (Truth In History)作者: 相川司出版社/メーカー: 新紀元社発…

伊達政宗に学ぶ 「障害者リーダー」を育てる メモ その4

いつかきちんとした記事を書こうとおもって、 メモをかいたら、そのまま1年が経過。 1年以内に書くとおもわないので一応そのまま掲載以下 - ※2010年11月27日の記事 - <障害をもつ兄、弟 試論>大河ドラマの時代にはない歴史学的な資料も多く発見されている…

伊達政宗に学ぶ 「障害者リーダー」を育てる メモ その3

いつかきちんとした記事を書こうとおもって、 メモをかいたら、そのまま1年が経過。 1年以内に書くとおもわないので一応そのまま掲載以下 - ※2010年11月27日の記事 - <伊達政宗の【障害】克服>実は政宗以前に「障害もつ」武将がいたかどうか、というといる…

伊達政宗に学ぶ 「障害者リーダー」を育てる メモ その2

いつかきちんとした記事を書こうとおもって、 メモをかいたら、そのまま1年が経過。 1年以内に書くとおもわないので一応そのまま掲載以下 - ※2010年11月27日の記事 - <伊達政宗の【障害】克服>1.料理が趣味 戦国武将にはいろいろな趣味があるが、料理が…

伊達政宗に学ぶ 「障害者リーダー」を育てる メモ その1

いつかきちんとした記事を書こうとおもって、 メモをかいたら、そのまま1年が経過。 1年以内に書くとおもわないので一応そのまま掲載以下 - ※2010年11月27日の記事 - 昨日は伊達政宗関連のものを読んでいて夜更かし。 すべてがわかっているわけではないが、…

だれが「男の娘」を殺したか?ヘリオガバルス(204−222)<後編>

ヘリオガバルスまたは戴冠せるアナーキスト (アントナン・アルトー著作集)作者: アントナンアルトー,Antonin Artaud,多田智満子出版社/メーカー: 白水社発売日: 1996/01メディア: 単行本 クリック: 20回この商品を含むブログ (16件) を見る エメサのヘリオガ…

だれが「男の娘」を殺したか?ヘリオガバルス(204−222)

http://it.wikipedia.org/wiki/Eliogabaloよりだれが「男の娘」を殺したか?ヘリオガバルス(204−222) ★「男の娘」のローマ皇帝 ここに一枚の絵画がある。シメオン・ソロモンという画家によって1866年、鉛筆と水彩画で書かれた一人の「男の娘」の肖像画であ…

FTMがみせた男たちの夢 川島芳子(1907-1948)<後篇>

虹色のトロツキー (4) (中公文庫―コミック版)作者: 安彦良和出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2000/05/01メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 6回この商品を含むブログ (6件) を見る ★魔性の「美少年系」FTM 日本人の文化を考えるときに世界に類がないほ…

FTMがみせた男たちの夢 川島芳子(1907-1948)<前篇>

評伝 川島芳子―男装のエトランゼ (文春新書)作者: 寺尾紗穂出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2008/03メディア: 新書購入: 2人 クリック: 30回この商品を含むブログ (16件) を見る愛新覚羅 王女の悲劇―川島芳子の謎作者: 太田尚樹出版社/メーカー: 講談社発…

流浪のFTMトランスジェンダー、イザベル・エベラール

流浪のFTMトランスジェンダー、 イザベル・エベラール(1877-1904) 砂漠の女作者: イザベルエベラール,中島ひかる出版社/メーカー: 晶文社発売日: 1990/10メディア: 単行本この商品を含むブログを見る The Oblivion Seekers and Other Stories作者: Isabelle…

流浪のFTMトランスジェンダー、イザベル・エベラール

流浪のFTMトランスジェンダー、 イザベル・エベラール(1877-1904) オラン - Wikipedia http://ar.wikipedia.org/wiki/%D9%85%D9%84%D9%81:Isabelle_Eberhardt_in_Arab_dress.jpg イザベル・エベラール(アラビア語wikiより) 「歴史のなかのTG」シリーズ。 …

戦国の雄とよばれた”姫”若子

これで昔のHPにあった「歴史の中のトランスジェンダーすべてです。 一番ヒットした(受けた?)のはこれなんですね…。 今回のは厳密には「未成年のGID」で、トランスジェンダー(性別越境者)ではないんですね。 GIDを隠してきたMTFの方には多い…

ジャンヌ・ダルク

2000年ごろに「歴史の中のトランスジェンダー」読者のリクエストで書いたものです。書いている私も非常に楽しめました。 「男装は犯罪!?」 ジャンヌ・ダルクの奇跡と悲劇を探る ジャンヌ・ダルク(AC1411年ー1431年) ジャンヌ・ダルク [DVD]出版社/メーカ…

FTMの「吉田松蔭」 高場乱(1831-1891)

2002年に書いたものです。<前篇><後篇>構成でしたが、そのまままとめてのせてます。 FTMの「吉田松蔭」 高場乱(1831-1891)★ 月代のFTM それはまったくの偶然であった。図書館で調べものをしているとき、ふと息抜きにと女性の人物名辞典を手にとった。ぱ…

性別越境者でなかったら…肉体の「性」に殺されたスルタン

性別越境者でなかったら… 肉体の「性」に殺されたスルタン ラズィーヤ・イルトゥミシュ(1205-1240) ★スルターナ―王の妻ではない! ラズィーヤを紹介する時にしばしば、「スルターナ」という表現にであう。ラズィーヤは歴史上最初の女性スルターンであり、そ…

性別越境者でなかったら…肉体の「性」に殺されたスルタン

性別越境者でなかったら… 肉体の「性」に殺されたスルタン ラズィーヤ・イルトゥミシュ(1205-1240) 久しぶりに書きました。「歴史のなかのTG」シリーズ。 最後に書いたのいつだっけ?ぎゃー2002年から8年ぶり。 「やらねば」作業におわれて、我慢しすぎ(笑…

第三皇妃になったMTFの悲劇

こちらも1999年ごろに書いたものです。 用語についても問題が若干ありますが、まま… 第三皇妃になったMTFの悲劇 スポルス=サビナ(AC50?〜AC69)★悲劇のはじまりその日は紀元68年6月9日の未明のことであった。サビナは”夫”にたたき起こされた。眠気も…

男性として王位についたハトシェプスト

旧HPにあった、歴史の中のTGをこちらに移しました…。 管理が難しいもので… 世界初のFTMトランスジェンダーか?! 男性として王位についたハトシェプスト (BC 1504-1482) ※この記事は1997年と1998年、つまり10年前ににかかれたものです。 2006年に…

さとしの髪長姫伝説検証 その3〜宮子は「幸せ」だったのか?

髪長姫伝説でかかれる 「生まれたときにまったく髪がなく、3歳になっても髪が生えなかった」に 該当する「病気・障害」が医学的に存在しない。 先天性脱毛症を克服することは現代医学でも不可能だ。 そこで「忌み言葉」の概念を使って、髪長姫=髪無姫の「意…

さとしの髪長姫伝説検証 その2〜宮子は「不比等の実子」か?

※甘樫丘(あまかしのおか) ■早鷹と渚の実子ではない?さとしの髪長姫伝説検証 その1〜藤原宮子の「病」は何だった? - さとしの哲学書簡ver3 エジプト・ヘルワン便り http://d.hatena.ne.jp/stshi3edmsr/20090516 「藤原宮子は藤原不比等の実子(長女)で…

さとしの髪長姫伝説検証 その1〜藤原宮子の「病」は何だった?

エジプト好きのさとしであるが、エジプトだけに興味があるわけではない。 日本国内の神域の癒し旅も好きで、伊勢・熊野は年1回は必ず出かける。 特に那智勝浦の那智大社は重要なスポットで基本2月にはお参りに行き、俗世のあれこれをリセットしてエネルギー…