独断偏見ですが…
チャンスがあったら書いてみたかったネタといいますか…。
こういうお題って実は一人カウンセリングにうってつけなんですよ。
こういうものに「どうしてだろう?」と書くことで
自分を発見できるというか。
心のウォーミングアップになります。
大学の研究テーマは古代エジプト考古学であるが、
昔むかし漫画家めざしていて、大学時代は漫画研究会、
Wスクールで漫画の勉強をし…。
しかし漫画をよまない漫画書き…。
理由は漫画にはまりすぎるとお金と時間が
いくらあっても足りない状況になる!と
いうことと、視覚情報に影響されやすい自分の性質を考えてだった。
なので最近の漫画で新しいものを仕入れていない。
最近の漫画の絵はあまり好きでないものが多いので…。
…うん、好き嫌いそのものがはげしいかもしれない。
「大学4年でデビューして漫画家になる!」の願いどおり、
当時新世紀エヴァンゲリオンが連載されていた「月刊少年エース」でデビュー…
といけるはずだったが、自身のゆがんだ性的コンプレックスのために
当時はやりの「Boy's Bee…」のような恋愛漫画がかけず挫折…。
「なんとか自分の人生を生きられるように手段を選ばないようにしないと
これは人生丸ごとダメになる!」と思い、
漫画を書く筆を折り、医療の研究も…。
「恋愛漫画って、男と女だけじゃないよ…」とはいわれはしたものの、
少年漫画に同性愛はタブーです…。
ただ、研究会内では「そのどろどろしたものを素直に作品にかけば大ブレイクするかも」といわれたが、ここでも強すぎる???らしい倫理観が自主規制…。
難しいものです。
とりあえず10冊を選んでみました。
人生に影響を与えた???かもしれない10冊です。
いや、これ以外にもいいものはあるのですよ…。
「ケロロ軍曹」とか…。個人的にはギロロにシンパシー…いや…。
- 作者: 吉崎観音
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1999/12/01
- メディア: コミック
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◆1.ゲゲゲの鬼太郎
少年マガジン/オリジナル版 ゲゲゲの鬼太郎(1) (講談社漫画文庫)
- 作者: 水木しげる
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/04/03
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これ、なんで鬼太郎の世界観に共感を感じたのかということは
大人になってわかった。(後述)
◆2.エリア88
- 作者: 新谷かおる
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2003/09
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やはり魂のバイブルかな…。しょっちゅう語っているからいまさらなので説明割愛。
新谷かおる氏の作品は「ファントム無頼」とか「クレオパトラD.C.」「砂の薔薇」とかもよんでて楽しい。少女マンガベースで男の世界を描いているのも私が「安心して読める」理由かもしれない。
つまり女性的美を放棄することなくもっとも男らしい世界のことを書いている。
というか、彼のキャラクターにはいわゆるトランスジェンダー系も多いような気が…。
エリ8だと「エラー(MTF?系)」とかかならず1名はそんないわくつきのキャラが…。
キャラデザインだけど「ゴッドシグマ」の悪役テラル総司令なんかいわゆるFTM系?(これは衝撃だったが…)
◆3.聖闘士星矢
聖闘士星矢 全15巻完結(文庫版)(集英社文庫) [マーケットプレイス コミックセット]
- 作者: 車田正美
- 出版社/メーカー: 集英社
- メディア: コミック
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また、はじめて原作を目にすることによってストーリーが理解できた漫画でもあったかも。アニメではどうしてもストーリーがわからないから、原作を読めるのはありがたい。
ドラゴン紫龍の腰下まである長髪
(男の子が肩下まで髪伸ばしていいんだ(衝撃))、
女の子ではなかった!アンドロメダ瞬
(あんなに女の子した外見で男でいられるんだ(衝撃))、
母を慕うクールなキグナス氷河
(あの年齢(14歳)で母を想ってもいいんだ(衝撃))、
そしてアクエリアスのカミュの爪のマニキュアに最大のショック!
漫画に表現されていることはメタモデル…つまり実世界に存在があるという認識のもとに原宿に「カミュ」を、インドに「シャカ」をさがしにいくことを決心する(核爆)。
そして同人誌、コミケ社会にデビューする(当時12歳)
そしてやおい本その他で18歳未満禁止のはずの世界を知り…。
あれから25年、時代のほうがメタモデルにおいついた気がする。
また新作がでてきているけど、目標を果たすまで手をださないようにしている。
麻薬と同じで今手をだしたら大変なことになる気がする(苦笑)
◆4.ミキストリ
ミキストリ2 ー太陽の死神ー 1 (BUNCH COMICS)
- 作者: 巻来功士
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2010/02/09
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ミキストリは元ネタがアステカ、つまりメキシコの古代文明を下敷きにしていたためそれがきっかけでよんだのだけど、涙なしによめないストーリーもあって、好き嫌いがわかれるマニアックな漫画ではあるが、個人的にはリストUPしたい作品ではある。
4巻に登場するマッドサイエンティスト、ロキ・スチュアートにシンパシー感じている。
◆5.ゴルゴ13
- 作者: さいとうたかを
- 出版社/メーカー: リイド社
- 発売日: 1997/04/01
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意外ににセクシャルマイノリティがでてくるので、それをまとめて文章かいてみたいなとおもいつつ。
◆6.王家の紋章
- 作者: 細川智栄子,芙~みん
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 1996/12/01
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(聖闘士星矢もそうであるが、時代時系列の矛盾がおきるのが嫌いという自分がよくわかった。そうなったときにさめてしまうのです…。)
それもそのはず作者が70歳以上の老婦人なんですね。連載はじまったときにすでに中年だったとおもうからそりゃそうだ!未刊で終わったら感情の落とし前つけられなくて困るかも。ファラオメンフィスとアイシス姉弟が古代エジプトのメタモデルそのままだったのが魅力のひとつだろうな。本来はあの黒髪のストレートロングはウィッグであるはずだけど、まあ漫画なので…。
古代エジプト研究会でメンフィスを知ったある男子学生の言「こいつこの時代にシャンプーどうしていたんだ?」が今でも忘れられない(苦笑)
年齢によってキャラの心情的うけいれが変わるようで、「メンフィスいいな」から妖艶なアイシスに心うばわれて、知的なイズミル王子を応援したくなって、大人で寛容ならがっしゅ王にほれる(今ココ)
◆7.夢やしきへようこそ
- 作者: さちみりほ
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 1996/07
- メディア: コミック
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たまに心が疲れたときに清涼剤的によんでます。
この作品は作者が和歌山出身?ということもあり、いわゆる私が「日本の聖地」とかんがえる熊野地方の世界観もうまく調和されており、異形のものたちへの愛を感じます。
←ココが大事なポイント。
◆うらめしや
- 作者: 魔木子
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2001/04
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10年近くかけてかかれたらしいです。基本的にこの作者は女性版ピカレスクロマン=反社会的な存在がハッピーエンドになる話が多いですが、こちらは人情話になっております。とはいえ悪女的な存在がヒロインなのはお約束ですが。
◆9.美悪の華
- 出版社/メーカー: 徳間ジャパンコミュニケーションズ
- 発売日: 2001/08/24
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最後のほうでは主人公氷室がつきあう財閥の娘梓が不幸な展開になりませんように(氷室と相性のあう超悪女なのに…)と祈っていたらなんと…!どんでんがえし…!やはり私は「悪女」のほうが好きかも。
◆HEAT -灼熱-
- 作者: 武論尊,池上遼一
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 1999/05/01
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村雨にシンパシー感じているのはいわずもがな…ですが。
ちょっと考えさせられてしまったなあ…。
ほれている女に遠慮している理由はやはり自分が弱いからだ、というニュアンスのくだり。「なにかに負けた」というくだり。生き方がきれいすぎる、というくだり。くわしくは漫画をどうぞ。
自分のなかに弱すぎるなにか、自信のないなにかがあるかゆえにきれいに生きようとしすぎるということはあるかも。それは一見大人の対応のようにみえて、また、身の程を知る謙虚な生き方のようにみえて。
自分の欲と信念に忠実にいきればそんなにもんもんとすることはないのに。
…世の中そんなに甘くない?でも我慢してがんばってものし上がっても人間200年生きられない…。頭つかってきれいにまとめるのも才能のひとつではあるが、果たして個人はそれで生きているといえるのだろうか、うーーーむと考えた作品。
それぞれから読み取った自己カウンセリングの結果は次へ…。(つづく)