砂漠の中に消え行く兵士

さばかり恐ろしげなる山中(やまなか)に立ちて行くを…。
更級日記:足柄山)


暗闇に迷いそうになっていると、遊女が三人、どこからともなく出てきた。
有名な遊女の孫であるという20歳くらいの遊女が見事に歌を歌った。
歌い終わったあと再び暗闇へ戻っていく…。
その山から後世武士が出現した…。


さばかり恐ろしげなる暗闇に立ちていくを…。


スエズ発のバスからノートをもった幼い顔立ちの兵士が2人途中下車する。
そして砂漠の暗闇に消えていく。
今夜の彼らの寝床は砂漠の中にあるのだろうか…。