スエズ運河へいってきた

日本では今頃某学会のための民族移動…。
10年ぶりに欠席とあいなったがどうなっているのだろう。
成功を祈ります。

長崎は前日どしゃぶり、東京は2月というのに20度を超え…22度。
カイロは20度。

異常気象。

さて、カイロ…木金の休日。木曜日であるが、スエズ運河をみにいった。


2002年のときにポートサイードはいったが、スエズにはいっていなかった。
ポートサイードで体調をくずしてもう一泊したからである。


したがってスエズ市ははじめての訪問となる。


目的は…紅海をみることとシーフード料理を食うこと。
カイロからバスで2時間コース。
実は日帰りができるのだ。


電車で3時間、バスで2時間。
電車での訪問に挑戦したかったが、残念ながら寝坊。
バスでの訪問にした。


トルゴーマンバスターミナルで切符を買う。9LE(約160円)。


バスはヘリオポリスを経由して砂漠ロード(国道03号線:king khalid motoway)に入り、
スエズ市の隣の市、ムバラク市にある長距離バスターミナルが終点になる。
終点からミニバス(セルビス)をつかって20分、50Pt(ピアスタル、0.5LE)で
スエズ市中心部アルバーインにつく。


大きな地図で見る


アルバーインからスエズ運河があるポート・タウフィークまでが50ptでいける。
ポート・タウフィークっつーのがいわゆるスエズ運河になるという…。

スエズ運河
出典: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%A8%E3%82%BA%E9%81%8B%E6%B2%B3


スエズ湾
出典: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%A8%E3%82%BA%E6%B9%BE


スエズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%A8%E3%82%BA

スエズ市は人口約50万人。
スエズ運河スエズ市からポートサイードへ、
紅海と地中海をつなぐ運河である。


古代エジプトのハトシェプストの時代からあったが、何度も砂に埋められ、
レセップスによってスエズ海峡を掘削して永続的な運河をつくったのが1869年に開通。
借金のかたにイギリスに売却され、それをナセル大統領が取り返したのが1956年。


通行料金は、1回につき約1700万円〜1800万円。



日本の船舶が、毎年払う通行料は約2億ドル。
円ではない。ドル。つまり約200億円。
鈴鹿サーキットの改修料 or 楽天イーバンクへの出資量。

想像力こえてしまうか…。

さて…。アルバーインについたぞ。
まず500メートルぐらいあるいて、「Fish Centre」へ。
しかしなぜCentreだけフランス語つづりなんだろう…。
外国人も取り込むよう、外国向けタイトルなんだろうなあ。
アラビア語名は「Al Khalifa Fish Centre」。
地球の歩き方09-10版にでておりますが…。

Fish Centre ( 062/333-7303 ) at 320 Sharia el-Geish:


Fish Centre の看板です…。2階へあがる。



お目当ての昼飯。サラダ、タヒーナというゴマのペースト、
ご飯がつく。


スビエトという甲イカのフライが名物。
そして魚のフィレ。カジキ。
イカフライがめちゃうま。
紅海産。



海をイメージした部屋の飾り。これは漁の網。



タクシーが海をイメージしたブルー。
スエズ市のカラーである。




小さなメニューを渡されると写真にあるようなセットのイメージがあって
そこから選ぶ。フライが20LE。
全部でサービス料込みで40LEだった。

食べ終わったらヘドラー広場まで歩く。


ヘドラー広場付近の公園。家族連れでにぎわう。
遊歩道を歩く。


遊歩道。ポート・タウフィークまである。
※左端に観覧車がみえるが…遊園地があるのか?


スエズ湾。ポート・タウフィークまである。


地中海もそうだが、水はすごくきれいだった。



向こう側にみえるのがスエズ運河だ。
とおったばかりの船が見える。




遊歩道がきれいに整備されている。
こわされているベンチがあるのが残念。






向こうにみえるのがアタカ山脈。


ちなみにポート・タウフィークは撮影禁止。


スエズのイメージカラーで統一されたタクシー&セルビス(ミニバス)。


なぜか街路樹までイメージカラーに…。うーむ。



ポート・タウフィーク…ここに大型コンテナが見えるのだ。
ちょうど私がたどり着いたときには「HYUNDAI JAPAN」のシンガポール船籍の船が通過中だった。
しばらく5隻ぐらい大型コンテナを見送った。
迫力だなあ…。

帰りアルバーインから元のカイロ行きの長距離バスのあるターミナルまでセルビスで。

公団の中を抜けたところの大通りで運転手がいう。
「大通りまっすぐいって左だ」。
そのとおり未知なりに行けばバスターミナルがある。
ただし長距離バスはそのターミナルをこえてさらに奥に隣接している。
EAST DELTAのバス。30分に一本。
17時30分発。
ネットでは終バスは20時ときく。

2時間。帰りは地下鉄Gamraでおろしてもらう。
帰宅20時。


雰囲気がわかりやすいもの…と検索して以下のリンク。

http://homepage2.nifty.com/go_tokyo/index.htm

http://homepage2.nifty.com/go_tokyo/life_suz.htm
http://homepage2.nifty.com/go_tokyo/life_suz.htm

それによると

●運河部分の通航だけで約12時間
スエズ運河専門のパイロットが2人交代で運転するらしい。
=>ああ、小型船が追いかけていると思ったらそういうことか。

その他その他面白いよ、ここ。
ちなみにコンテナ船はビルの4階建てぐらいだった。
そこからみると運河の幅はぎりぎりに見えるらしい。

下手すると神田川の川幅よりせまいかもしれん。