東国原知事の発言に思う


経済、株価、ビジネス、政治のニュース:日経電子版
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20090623AT1E2300123062009.html


http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009062300933
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009062300933


多くの政治家がユーモアを解するだけのコミュニケーションレベルとセンスをもっていないということが非常によくわかった。


どのような文脈・空気の中ででそのような発言があったか理解したうえでのコメントでない可能性もあるが…。


東国原知事の人のあり方もどういう仕事をしようとしているかも「理解していない」ともいえる。


彼がこのように発言するときはどういう意図をふくんでいるのか…とか。


「みんなまじめだなあ…」
「相手を理解しないで国政に呼ぼうとしたのか、失礼な話だ」


日本人のコミュニケーションレベルってそこまでおちているのか。
しかも東国原知事が腹をわって率直に話したのに、話をもってきた古賀議員が腹を割らない。
「ガキのつかいでもあるまいし、自分の覚悟で話ができないのだろうか」。
それともコミュニケーションレベルが低くて、意図を解釈できない?


東国原知事は「人気あつめに利用しよう」という安易な戦略にNOといっているのだ。


「私を総裁候補にするぐらいの覚悟をもってこの依頼をもってきましたか?」


そして
「『私の仕事である』全国知事会がまとめたマニフェスト政権公約)を果たせる状況をつくれますか?」



この2点だろう。
「覚悟」そして「どれだけ彼の仕事を理解しているか」


もちろん「国政にでよう」という野心はあるだろう。
けれども「目的のために手段を選ばす思想」をベースに目的の「自分の仕事を果たすこと」を実行することに主眼をおけば、「今のタイミングではない」と思っていると思う。


「日本国全体を変える手段として、国政にでたい気持ちはありますよ。(意思の表示)」
「でも今の自民党では無理ですね。断ります。(返事)」
「私の仕事は『これなんです』(仕事内容のアピール)」


こういう解釈だと思うのだが。
もしもそれが伝わらないとすれば「政治家である」とは何か、という根本的なところで間違った価値観をもっていることになる。間違った価値観だから「結果」がついてこないのだ。


「他人の書いた絵」には簡単にはのらないですよ…。