心の傷は脳の傷 その他

中学生の自分から今の自分を見ると「よく今の自分にたどりついたな」という気がする。


で、「なぜたどりつけたのか?」といわれるとなぞが多い。


ただ、転機となったことが自分がピンときたものを
「だまされたつもりでやってみよう」となぜかおもったことだったと思う。


人を信じなくなっていたはずの自分がなぜアドバイスをくれたその人にだまされてみようと思ったのかも疑問。


人は「自分だけの特別の人生メニューがある」と考えて自分探しを続けてしまう。
本当はその元ネタとなる設計図は「他人」の中にいくらでもころがっているのに。
人間がやってきていることはすでに人間社会にあるので
あとはどれだけ適切な発見ができるか、だと思う。


「自分の独創」と考えたことの大半は独創ではない。
本当に独創だったら他人が受け入れないだろう。


伊東聰を構成するもの。
金融・医療・IT技術。
一番興味関心をもたないのが「めしを食わせてもらっているIT技術」。
IT技術のスキルUPは正直私には苦行に近い。
シンプルにしたいのだけど、どうも人生はそれを許してくれないらしい。
やっぱり「ささやかな幸せ」って実は難しいんじゃないか?


まあその手の人生はエジプト流である程度やり方は理解済み。


さてマイブーム。とりあえず時間のあるうちに「基礎力となる土台」をつくろうと
美容・健康・医療系の本を読みあさっている。


紹介したいなと思っても、自分の書きたいが多くて書評かけずにそのまま。


読者がピンときたら、でいいと思っているんだよね。
社会システムそのものを破壊してほかの人が困らない、という大前提のもとで。


心の病は脳の傷―うつ病・統合失調症・認知症が治る

心の病は脳の傷―うつ病・統合失調症・認知症が治る


なぜか父がもっていた。

画像診断で精神疾患を科学的に診断する、というもの。
東北大学名誉教授の松澤大樹の治療法。


http://www2.ocn.ne.jp/~taijudr/
http://www2.ocn.ne.jp/~taijudr/


インタビュールーム 松澤大樹 「人として、医師として 脳科学とPET開発の視点から」
http://www.minamitohoku.or.jp/up/news/southerncross/200602/drmatuzawa.htm


メンタルヘルスで数年間苦しんでいる何人もみてきたから、
治るのなら、とは思う。
画像診断の解説は面白かった。


治療法は「バナナを食べて運動する」がキャッチフレーズに
新しいことはいっていない(昔提唱したのかな?)が、
その「だまされたつもりでやってみよう」がなかなかやらないんだよな、人は。


心にふれたこと。

共鳴者をえるのに数年、多くの医師が賛同するのに10年、
学会がみとめるのに15年、

ひとつの問題が解決するのに最低20年。
社会がかわるのに100年。


これは私の見積もり。


私が「個人の自助努力を…」に特化して、社会の…と別分野として活動する理由は
ようするに「当事者が救われるのには間に合わないから」


社会が変わるのを待っていたら20年、100年簡単に人生ふるじゃないか。


でも社会にも手をくわえておかなければ、次世代が同じ問題で苦しむ。
生まれ変わって、また同じ問題で悩みたくないし。
社会のシステムを変える、というのは次世代のため、
個人のメンタリングなどを行う、というのは今困っている当事者が自力で助かるため。


長い年月がかかるし、それが人間の利にかなっているのかも人が決められない。


まあそんなものです。


ちなみに以下のブログの意見もあります。
http://med-legend.com/2009/02/%E5%BF%83%E3%81%AE%E7%97%85%E3%81%AF%E8%84%B3%E3%81%AE%E5%82%B7/
http://med-legend.com/2009/02/%E5%BF%83%E3%81%AE%E7%97%85%E3%81%AF%E8%84%B3%E3%81%AE%E5%82%B7/


これも父がもっていた。
免疫系は最後の「医学挑戦のチャンス」を断念した欠点。
感染症に異常に弱いのだ。」


これも人体実験に近いようないろいろな話があるのだけど。
結論からいうと補聴器はずして自宅で仕事…が一番健康によさそうだ。


「免疫を高める」と病気は必ず治る (Makino mook)

「免疫を高める」と病気は必ず治る (Makino mook)

これも父がもっていた。


「リンパ球 顆粒球」の話はここに書いてある。
リニューアル前のHPにはこの説明あったのだけど…。


錆びない生き方

錆びない生き方

これは先にも紹介したもの。
父にも教えた。


注意点だけど、「妄信」「依存」は禁物。
それぞれのいいとこ弱点もあるし、人それぞれの美学や価値観も違うから、
当然体質も違ってくるし、得手不得手もあるだろう。


私は「死に様から生き様をデザインする」という考え方で、自分の設計図(妄想)と食ったものと五感の感覚、感情の制御のありかたが身体の形に影響を与えると考えている。


特に自分の設計図は大事。
生まれもっての人生・身体をどのようにカスタマイズするか。
人のアドバイスを聞かない人の場合、自分の経験でいえば「その人の設計図」と違うから、というのが大きい。


その人がだまされてもいいと思えるかどうかかな?


誰かの価値観・哲学にゆだねてみようと思うか、というか。


それは手術で「誰の執刀にわが身をゆだねるか」に考え方が似ている。


がんのような急性の場合と障害のような慢性の場合は意思決定のプロセスが違うんだけど…。
(急性の場合は「さがしている間に『末期』になって命を落とす場合がある。障害の場合は基本的に「猶予時間がある」。どっちにしてもケアしないと年齢をへるにしたがってじわじわとしめあげられるのはかわらない。)


まあそんなとこです。
また読書してますです…。
所用にてしばらくブログも休みます。