湯めぐり手形を買う

◆ 湯めぐり手形を買う
http://www3.ocn.ne.jp/~nk-onsen/c_new_yumeguri.html
那智勝浦の旅をはじめたのはいつだっただろうか…。
2001年ごろには旅をはじめていたのだろうか。
失念しているが、今回はじめて挑戦しようと思ったことがある。

「温泉めぐり」だ。


http://www3.ocn.ne.jp/~nk-onsen/c_new_yumeguri.html


湯めぐり手形を駅舎にある観光案内所で購入する。1300円。
次の日のまぐろ市場のせりを申し込む。


実は那智勝浦付近には多くの温泉がある。
昔は屈指の温泉リゾートだったのだ。
大手の旅行会社企画の旅であげられる、ホテル浦島、ホテル中ノ島、かつうら御苑、勝浦温泉ホテルなどは往時には会社の慰安旅行でにぎわっていたホテルである。
繁栄のピーク時には宿泊場所がなく、野宿を余儀なくされた時代もあったという。

それが、バブル崩壊後、社員旅行の急減、旅行スタイルの個人化、次第にビジネス客がこの地をおとづれることも減り、あっという間に町が寂れてしまったという。
この地には別府、南紀白浜にみられるような「男」が遊ぶ場所がない。
その意味では由布院の方針と似ていて、私個人はほっとするのであるが、遊ぶ場所がない大きな理由は「足」がないことだという。
最初にこの地に宿泊したときに、町がうるおうことなくどんどん力をなくして行く様を目の当たりにすることになった。
飲酒運転の罰則が厳しくなったのもそのひとつだろう。
ホテルの目の前にあった当時唯一といってよかったスナックが閉店の憂き目にさらされていた。

かといって、「遊び場」をつくり、「足」を確保したところで客足が戻るとは限らない。

この町はここ10年の間にいろいろな観光資源の開拓にとりくんできた。
湯めぐりもそのひとつ。
さて、どこへいこうか。