熊野の宿 椰(なぎ)
京都に戻るための紀伊勝浦からの最終電車は早い。
18時12分発。
早めにつくために15時54分に乗ろうと思い、車を走らす。
ふっと思い直す。
「もう少しゆっくりしてもいいのでは?」
湯めぐり手形を使おうと考える。
この近くの温泉は…。
熊野の宿 椰(なぎ)。
まよわずはいる。
広い風呂を独占。
景色はいいが、目線の高さに植木があって、湯につかると外がみえない。
しかし、ここにいると、
GWの分散を考えたがる気持ちもわかる。
こんなりっぱな施設がオフシーズンには客がなく、遊んでいる。
オンになったら、押すな、押すなのさわぎになるんだろう。
この状況では地方の観光都市で安定した常駐雇用は望めない。
一人ひとりの休暇が分散して、みながマイペースで旅を楽しめれば、
地方都市も安定した雇用が望めるというもの。
安定して人が来ることがわかれば、足も出せる。
(ここは車でないと基本これない。)
私が帰るときに、年配の女性が入れ替わりに入浴に来る。
夜は地元の銭湯代わりになるのだろうか。