2011年エジプト騒乱 その2

友人との28日のやりとり。

聰「Twitter、フェースBOOK使って、エジプトでは激しいデモで治安当局と衝突してます。」


友人「エジプトのデモどんな問題で衝突してるの?」


聰「エジプトのデモについてはいろいろなニュースが検索できますが、一番の問題は83歳のムバラク大統領が30年前のサダト大統領暗殺以来、事実上の独裁であること、終身大統領になるか、世襲になるかの問題です。」


聰「チュニジアで、ネットを利用したデモで独裁政権が倒れました。エジプトは日本と比べて若者がおおい国です。その若者が政治と社会の変革を求めてデモをしております。昨日が最大のデモの日でエルバラダイが帰国、参加とか。なにかニュースがあるかと思いますが、エジプトではあらゆる通信網が遮断中。」


もっと根っこには格差社会と失業、物価高、うっぷんばらししようにも娯楽もないし、起業しようにも制度上いろいろとスマートではないややこしい問題がある。


くだんのチュニジアのモハメッド・ブウアジジだって、要は仕事がないから起業したのに、それを全部没収された、ってわけだからさ。


没収した側、軍部や警察のなかにもストレスがたまっているというのも事実。
いちゃもんつけて小金かせいだりとかあるんだよね。


「どうにかして大本をかえないとどうにもならん」ということになるんだよな。


◆1月25日
◆◇◆◇ この日のエジプトニュース ◆◇◆◇
エジプト - Google 検索



・エジプト:デモ拡大3人死亡 治安部隊と衝突(参加者2人と治安部隊員1人)
反政府運動高まるエジプトでTwitterが封鎖
・エジプト・アレクサンドリアで、ムバラク大統領のポスターを破るデモ隊
・エジプトの次期大統領候補、ガマル・ムバラクが国外脱出、イギリス・ロンドンへ

一方でこんなニュースも。

・韓国、エジプトとFTA推進。
ようするに水産部門で協力しあいましょう、というお話。

アフリカの核心的な拠点国家であるエジプトと自由貿易協定(FTA)を締結することで原則的に合意し、実務作業を進めることを決めた。また、紅海に面し、アフリカ最大の水産養殖国家であるエジプトと近く水産分野の協力に関する了解覚書(MOU)を締結する。さらに、エジプトのインフラ構築を支援するために、今年前半、両国の企業関係者の共同委員会を設置することを決めた。

こういうの面白いのになあ…。