もがんまあ(合同庁舎)へ行ってきた


エジプト入国のときに1ヶ月と2週間有効なビザをもらうことができる。
こいつは15ドル。ツアーで行くと25ドル。
もちろん、エジプト・ポンドでも払える。
(2002年の3回目のときはエジプト・ポンドで払った)


しかし半年はいる私の場合、モガンマアで延長しないといけない。


モガンマア(Mogamma)とは何か。
いわゆる合同庁舎のことだ。まあ、新宿の都庁をイメージしていただければいい。


検索内容によっては入国管理局とかいろいろかかれているが。


こういうところだ。

The Mugamma, The Center of Egypt's Sprawling Bureaucracy.
http://www.touregypt.net/featurestories/mugamma.htm


今回のエジプト渡航で4回目だ。
しかし、ビザ延長は初めてだ…緊張した。


エジプトの役人の怠慢が垣間見えるとされる悪名高いモガンマア。
外国人のビザ延長に対してだけなのか、と思いきや、
国民の立場からも「問題」はあるらしい。
テロリズムケバブ」という喜劇映画がそれを物語る。



テロリズムケバブ エジプト 1992年/116分
エジプトの喜劇王、アーデル・イマームの喜劇映画。


http://www.arabfilm.com/item/139/


内容はこうだ。

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息子を転校させるために、モガンマアにやってきた小市民アハマド。
窓口をたらいまわし、キレて職員ともみ合い、警察沙汰に。
あげく、アハマドの手の内で銃が暴発、彼は「テロリスト」に。
引くにひけなくなったアハマドが要求したのは…

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これを友人に話したら、「あの映画を知っているの?。ジョークだよ、ジョーク」と…。


いかざるを得ないので覚悟を決めていってみた。



■まず、事前準備
A.□パスポートのページ 【2枚】コピー
→一枚は申請用、もう一枚は申請に必要な写真の代用
※本来はパスポートサイズの写真が必要 1枚
で、ない場合は1階に写真とるところがあるのでそこで取れる。
コピーも1階でとれる。(友人Mの話)


B.ビザのページのコピー 【1枚】


C.ボールペン
※日本のように用意されていない


■行き方
1.まず、自宅からメトロでサダト駅へ行く(おいおい、書く必要があるのか)。
※ちなみに2008年12月現在、メトロ全線で1LE(16円)


2.サダト駅で「mogammaa」をめざす。
※案内が出ている。


3.入り口にセキュリティあり、カメラは番号札をつけてあずける。
※安宿泊だと難しいが、持ち歩かないほうがいいかも。


4.2階にあがる。
セキュリティを通る。右手の廊下を延々と歩く。
窓口がある。


※私の場合
5.12番へいって、申請用紙をもらう。


6.申請用紙を書く
※現住所とか、エジプト国内で通じる電話番号とか、あと宗教、書きます。


7.申請用紙を12番でチェックしてもらい、必要なビザの料金+手数料を教えてもらう


8.43番へいって、印紙を買う。

壁に書いていた案内、その後の検索結果より…
    6ヶ月3LE + 10pt
    1年未満     53LE + 10pt
    1年以上3年未満 83LE + 10pt
    3年〜5年    143LE + 10pt
    5年以上(永年?)203LE + 10pt

    
    申請用紙代 8LE
    
    合計 91.25pt (15ptのおつりなし)

9.印紙とともに12番へ戻る


10.印紙を貼った後、「2時間後に38番へ」といわれる


11.2時間時間をつぶす


12.38番でパスポートを受け取る
※どうやって特定するのか、と思っていたのだけど、申請用紙+パスポート、写真(このために写真が必要と思われる)を見せながら、国籍をよみあげていくので、「それそれ」という感じでいうと、印を押して返してくれる。そのときに慣れているツアーの人とかが国籍を伝えてすぐやってもらったりする。(そういうたぐいの割り込みが往々にして発生する)。


以上、構えていたほどではなかった。
たしかに申請時の窓口はおしゃべりしながら仕事をしている。
けれども相手のリズムを読みながら、伝えていくとスムーズにいくと思った。


反対に返すほうは「大変だな」。
休む間がないです。たまに同僚の差し入れが入っています。
「片付けられるものから片付ける」というやり方で仕事しているのだな、と思った。


ただ、午後が非常に込むので午前中にいうのがいいと思う。


以上、ビザ延長体験記でした。


注意:窓口はそのときそのときで変わる可能性もある。
ネットでみていると38番でもらって38番で対応しているケースが多いようです。


■□■□■□ 観光用ビザと労働ビザの違い ■□■□■□
あくまで私が把握している限りのものですが…。
一応留学ですが、個人留学の私学の語学学校なので、観光ビザ1年で作っています。


これが政府系(エジプトが奨学金だしているようなバドルスクール等)だと留学用のビザがあります。
※厳密な意味では留学用のビザというニュアンスではないらしい。要調査。
観光ビザとの違いは再入国ビザがいらないということであるが、イミグレーションの役人が知らなくてもめるケースもあるそう。


また、労働ビザですが、この違いは労働ビザだとホテルの宿泊等がエジプト人価格になるそう。
へーーーーそれでダブルスタンダードになっているんだ…。


労働ビザは就職が決まってからとるのだろうけれど、日本もそうだけどなかなかおりないそう。


日本の場合はよほどの専門職でないとおりない。
水商売系だとまずおりない、との私のいとこの話。

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※ビザに関してはほかのHP等も参考にしてください。
私はデリケートな言葉使いでの説明&理解は不可能なので、書き方がかなり乱暴だと思う。
「自分の目的のために【何が必要か】しかかかないので、
「それはいったい何?」という部分ではこのHPを鵜呑みにしないように…。

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