年末年始 その1 カイロゲートウェイ、アズハル公園に行ってきた

年末年始友人Tが遊びに来ていた。
滞在予定は12月29日〜1月2日。
怒涛の勢いの旅である。


29日はといっても到着が深夜になるのでうちに来るのはきついと判断。
なにせうちにくる地下鉄の終電は0時近く、たぶん21時半に到着だとタハリール着が23時をまわる。
ヘルワンまでくる終電がない可能性大。(マアディ付近だとまだあるかも)
タクシーで行っても日本人価格ではあっという間に100LEはいってしまうだろう。

※さとしの経験値(もっと安くなる可能性があることを念のため)
空港〜ヘリオポリス         10ドル - 950円 - 45LE
空港〜メトロ アインシャムス    10ドル - 950円 - 45LE
空港〜ダウンタウン         12ドル - 1100円 -60LE
ヘリオポリス〜ヘルワン       60LE

たぶん…の相場
空港〜ダウンタウン 50LE(40LEという方もおりますが…)
空港〜マアディ   72LE

しかもとまるためには下準備が…。

というわけで友人が泊まったのはナセル駅近くの通称:安宿ビルにある「ベニス細川ホテル」。
ここは2008年にできた日本国籍をもつエジプト人が経営するホテル。
客層は比較的「休暇をとって短期間で旅をしたい系のビジネスマン」が多かったとのこと。


さとしが昔とまっていたホテルはタラート・ハルブ広場付近にあった3箇所であるがいずれも現在存在しない。
ということで2008年現在あまりカイロのホテルには詳しくない。


安宿ビルというのはエジプト・カイロの日本人バックパッカーには有名な安宿「スルタンホテル」「サファリホテル」そして友人がとまった「ベニス細川ホテル」の3つのホテルが入るビルのこと。

少し検索すれば情報は山ほど出てくるだろう。


スーク タフキーヤ通りにある。
メトロ最寄はナセルであるが、次の駅のオラービからもいける。
ナセル駅の出口からタフキーヤ通りに入ってそろそろ通りが終わる…と思うところにある。


30日、12時半で待ち合わせ。


「俺は群れるのが嫌いだ(聖闘士星矢:フェニクス一輝(苦笑))」ではないが、小学生のときの修学旅行で生八橋に群れている同級生をみて生八橋を買わなかったほど、人が集まるものが嫌い。


なので安宿ビルの宿たちにも縁がなく、行くのははじめて。


インターネットで公開されている情報には自分のペースで目を通していたが、「ここが情報に書かれていたところか」と百聞一見の面白さあり。特に野菜・くだものの豊富さよ。うちの近所にはそんなにないから!


なんとか迷うことなく安宿ビルに着き、友人と合流。


スーク タフキーヤで友人いわく「おいしかった」という定食屋でチキンセットを頼む。


エジプトにきてから米を2回しか食っていないのでライスが懐かしい、チキンもうまい。9LE。


その後バフレイヤオアシスへ行くためのチケットを買う。が…ここで迷子に!


実はバフレイヤオアシスへいくバスはトルゴーマン・バスターミナル」からでているのだが、まずそのターミナル私がもっている「CAIRO MAPS」:The American university pressにはのっていない。Googleでしぼってもうまくでない。「地球の歩き方」みりゃいいじゃないか、という話であるが、実は…。カイロに入国したときに空港〜ヘリオポリス間でなくしたのだ。もちろん最新版の購入を友人に頼んでもってきてもらっている。


で、あたりをつけてラムセスヒルトン東ととナセル駅の北北西のアル・サハーファ通り(al-sahafa)…と思ったが、ラムセス駅裏のバスステーションまで出てしまったり。


「貧民街をぬけたところにあったはずのあのきたないバスステーション」が見つからない。


結論。トルゴマーン長距離バスターミナルは「カイロ・ゲートウェイ(CAIRO GATEWAY)」。
あごがはずれるほど驚いていた友人…。


カイロ・ゲートウェイ(CAIRO GATEWAY)トルゴマーン長距離バスターミナル

なにせ友人、ここトルゴーマンで8年前に必死で阻止しようとするおっちゃんのアラビア語を解せなかったばかりに背中にべったりペンキをつけた武勇伝の持ち主。


つまりはそういうところだったのだろう。
しかし僕が6年前ポートサイードから帰宅したルートのバスはどこにとまったけ?
アブードか?まったく覚えていない。


最寄り駅はオラービ。Gala'通り側にでるとピンク色の建物がみえる。それ。


セキュリティチェックを通ってはいるとチケット売り場がある。


アッパーエジプトバスの売り場でバフレイヤオアシス行きを買う。
8時は売り切れ、7時のみであった。片道30LE。


■UPPER EGYPT BUS
http://www.bus.com.eg/EBus/OnlineServicesEn/Home/upperegypt/index.aspx


チケットが手に入ったので友人が望むイスラム地区へ行く。
スーク アタバへ。
そこからアズハルモスク行きのバスを拾えると聞いて、挑戦したがぜんぜん拾えず。
やむなくタクシーを拾ったが、「20LE」といわれて友人が激怒。
近距離なので5LEと考えていたのだが。
結局途中下車をして歩いたが…。
メーター制のタクシーだった場合には「妥当だったのかな?」と思ってみたり。


実はひどい渋滞で車が動かないのだ。
即いける分には5LEだったのかもしれないが…。


気になっていたことがある。


アタバで同じように現地のエジプト人もタクシーを止めようとするのだが、ことごとく乗車拒否されてしまうのだ。
あれはなんだろう。
帰車中で通り道でないからというのもありなのかもしれないが。


結局アタバからハーン・ハリーリを通過してアズハル公園まで「歩いてしまった」。
アズハル通を延々と南下。2kmあるいたか?
サラーフ・サレーム通をめざす。


ハーン・ハリーリ 地下道近くより


ハーン・ハリーリ 地下道近くより

途中道を間違えて、警察官が案内してくれるがお決まりの通りチップを要求される。


アズハル公園に行く途中の道から見えるカイロの町は圧巻だった。
「絶景かな」というところ。
写真にうまくとれぬのがくやまれる。


一応…


■アズハル公園(日本語)
http://tabisuke.arukikata.co.jp/os/r/109/r/10818/r/CAI/1/OverseaSpot/4997/p/1/

■AZHAR PARK オフィシャルサイト(英語)
http://www.alazharpark.com/


■Al-Azhar Park
From Wikipedia, the free encyclopedia
http://en.wikipedia.org/wiki/Al-Azhar_Park


もともとごみの山(処分場)でしかなかった丘をきれいに整備して公園にした。
「60 of the World's Great Places」のひとつである。


慈善団体The Aga Khan Trust for Culture (AKTC)のHistoric Cities Support Programme (HCSP) によって作られた。

■60 of the World's Great Places
http://www.pps.org/info/gps/60places?referrer=gps_home

■AKTC
http://www.akdn.org/aktc

イスラムイスマーイール派の分派ニザール派イマームで政治家、実業家であるアガ・カーン4世による団体。
アスワンの有名はアガ・カーン廟というのはアガ・カーン3世のものである。


入場料一人LE3。一枚のチケットに印刷される。


ここはおすすめ。日が暮れてからいったので(18時)写真が取れる状況ではなかったが、アザーンの響く中でのカイロの絶景は見事。ライトアップされたガーマ・ムハンマドアリ。
シタデルの影に潜む人々の生活。
百聞一見です。


車で乗り付けてくるカップルも多かったが…。(いいのか!)


また帰りも徒歩…。
荷物を宿に置いていなければ、メトロ・サアド・ザクルール(アズハル公園の西側たぶん徒歩30分?)まででれば渋滞にまきこまれない気がするが…。


アタバのあたりで迷子になる。
うーんアラビア語でもいいから道の名前表示がもっとほしいよなあ。
意外に少ない&夜だと目印が見えにくい&方向感覚が狂いやすいのでわからなくなってしまうのだ。
似たような露天がぐちゃぐちゃあるしなあ…。


なんとか宿につく。宿の前のアラブ菓子の露天で菓子を買う。


無事帰宅。


夕食を食べていないのでシャワルマのサンドイッチのデリバリーを頼む。
うーん、デリバリーなんてはじめて頼んだよ。
サンドイッチ代2個8LE×2+デリバリ手数料4.5LE。


起床4時30分にそなえてさっさと就寝。