敗因:INPUTが多すぎた…。

エジプトにいながら生計を立てようとして結局行動できなかった理由。
「やる気の問題が…」と思っていたが、冷静に考えてみたら「キャパオーバー」だ。


INPUTが多すぎた…。
新しい事をやろうとしすぎた。


当初の目的が違う。
今数年の目的として「博士課程終わらせて博士論文書く」がある。
そして次のステップに進むのに「大学に職を探す」というものがある。
そのためにフィールドつくりにエジプトにきたのだ。
そして研究計画書の構想。(かなり地獄をみたがスケルトンはできた。大体入学後に変わるらしいが…)
フィールドは確保した。そして英語とアラビア語習得。


ところがそこで失敗。英語学習のエンジンはかからない。
拒絶反応との戦いが大変。


じゃあそこに食うための仕事のための勉強をのせられるか?
新しく学習しないといけないことが多すぎた。
つまりINPUTが3つ。
2つめの英語が「やばい!」になっていてほかの3つ4つがはいるわけがない。
事実脳内でパニックに陥っていた。
正直「覚える/訓練するという作業を一番『放棄したかった』」。


「考えずにやってしまえ」もあったがそのリスクを背負う余裕がない。
さすがにそれは友人にとめられたし、私自身の直感も危険と知らせていた。
「遊び感覚で最初始められるレベルでないと厳しい」。
大体Ver2のアフィリエイトの結果を「銀行口座をこれ以上増やすと管理がめんどくさいし、気がまわらん」という理由でパアにしている人だ。某ボランティア活動中の苦情対応で神経をぼろぼろにした過去もあるぐらい神経質。
「気軽にはじめてみれば」でできない人だ。


つまり「余裕のない状態」で行動が多すぎ。でもそれには理由がある。
最大限考えてもそれ以外の手段がないので「しかたがない」の部類に入る。


語学学習ではずみがつくと何もかもほうって没頭したいというのがホンネだろう。
研究論文を書くときにしても語学の学習しているときも一種の瞑想状態に入る。
なぜかその感覚は「時間割方式」だとうまくできない。


ましてやものすごく苦手な分野→語学。
ほかの雑音は「うざくなる」のが当たり前だった。
「めんどくさいことがもういやだ、本業に専念したい」という内心のホンネには勝てなかった。


食うための仕事は「OUTPUT」、つまり自分がすでにもっているもので勝負しないといけなかったのだ。
で、そのOUTPUTであるが、実は在宅では難しいキャリアだ。
在宅にもっていくためにIT屋始めたのだが、工業系の大学出でないこともあって「なんでも仕事をした」結果、国のインフラを支えるような大規模なシステム&セキュリティが厳しい=持ち出し禁止、監禁モードの仕事しかできないわけで。
ブログのカスタマイズの仕事も考えたがこれも「INPUT」に該当することが判明。しかもWEB系未経験。


まあそういうわけで帰国計画へ。
友人Mいわく。
「そりゃそうじゃろう、自分で事業起こすより、やとわれているほうが『楽』だもんね。」


うん、痛い言葉ですが、そのとおりです。