アロエ工房
気分転換をしようと外へでたら、大量のキダチアロエが処分されていた。
伯母に聞くと、
「大量に増えすぎてジャングルになってしまったので処分した」とのこと。
「医者いらず」と呼ばれたキダチアロエは食用としてくえるので「神のめぐみは生かさないと」と即席アロエ工房開催。
まずアロエについて。
アロエ - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AD%E3%82%A8
普通観賞用に栽培されるものはキダチアロエ(学名Aloe arborescens)という。「木立ち」の名の通り茎が伸びて立ち上がる。暖地では戸外でも育ち冬に赤橙色の花をつける。葉の外皮は苦味が強いが、葉内部のゼリー質はアロエベラと変わらず苦味はない。ワシントン条約によって輸出入は制限されている。
輸出入が制限されているんだ、じゃあエジプトもってくのはNGか。
キダチアロエは、昔から俗に「医者いらず」といわれてきたものであり、葉肉の内服で健胃効果があるとされ、また含有するバルバロインの下剤効果により便秘に効果がある。
参考にしたサイト。
株式会社平田農園|群馬県高崎市にあるアロエ創業企業 キダチアロエを中心とした自然素材の追求企業です
http://aloe100.jp/
◆アロエエキス
ミルサーでアロエを粉砕し、ガーゼハンカチでエキスを搾る。
こいつは例のレモンジュースとわって飲んだり、洗顔のときに洗面器にたらす。
あと意外な使い道として炎症を起こした首や肩にエキスを希釈した水をふくませた冷やしタオルあてると筋肉の炎症がとれるねん!冷シップになる。
ただしそのタオルが使用後、アロエのいろにそまるがな…。
アロエ事典
http://zatugaku.jp/aloe-3.htm
◆アロエ入浴剤
搾りかすも無駄にしない…。
搾りかすをキッチンペーパーの上に広げる。
広げてさましてさらに加熱して水分をとばす。
隣は料理につかうことになくなったイタリア製の岩塩。
奥がアロエエキス、手前は「超まずい」インゲンパウダーでつくったクッキー。
そしてアロエ入浴剤。
使うときはお湯を張るときにいれておく。
肌がしっとりします。
ラベンダー入りでもあるので筋肉のけいれん、炎症をとります。
◆アロエ果肉
大振りな枝が処分されてきたので、アロエ果肉を採取!
通常はキダチアロエだと「身が少ないため」、食用はアロエベラであることが多い。
がこいつはそれにまけない肉づきだったので…。
皮の成分(シュウ酸カルシウム)にアレルギーがあるのでサージカル手袋をしてひたすらむく。
採取したアロエ肉。
◆アロエステーキ
サボテンと蘭(リュウゼツラン)が食えるんだったら、
アロエも食えるだろうと、アロエステーキに挑戦。
こういう野性味的発想をする自分が好き。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%82%A6%E3%82%BC%E3%83%84%E3%83%A9%E3%83%B3
※テキーラの材料になるんじゃ!
小麦粉
塩
胡椒
にんにく
しょうがすべてテキトー
つけこんでおいて、焼く。
個人的趣味でチーズをのせて食べたが、何かものたりない…。
だが、次のインスピレーションを得た僕は…。
◆アロエのシロップ漬
アロエ果肉でアロエのシロップ漬をつくる。
たぶん今後つかわなくなるであろう、三温糖で。
アロエヨーグルト等にする。
すぐには食えず、5日漬け込む。
◆アロエ石鹸(失敗…)
はじめて石鹸づくりに挑戦したが、現ステータスでは「失敗」
実は苛性ソーダではなく、重曹を煮詰めて、炭酸ナトリウムをつくってそれで石鹸の固化を狙ったのだが…。
トレースもできず。炭酸ナトリウムだと量が足りなかったか…。
アロエエキス。
重曹から炭酸ナトリウムを作る。
ものすごいいきおいで泡を吹くので注意。
しかも苛性ソーダより安全とはいえ、PH10はある強アルカリ水…。
薬物性の火傷の原因になるリスクは変わらない。
…あれ…?
で現在にいたる。そのまま熟成させて「液体石鹸」にしてもいいのだけど…。
◆アロエ茶
排水溝用のネットにいれて乾燥させる。
一週間はかかるか…。
こちらは4分×2の電子レンジ併用でつくったアロエ茶。
天日で3日でできました。
大量にあったはずが、わずかになりました。
アロエ茶とミルサーで粉砕した粉茶。
お茶にまぜたり、これも煮出せばエキスがとれる。
二日がかりでとりあえずゴミとして廃棄されるところだったアロエをすべて有効利用いたしました。
伯母にもおすそわけしてよろこんでもらいました。
やはり適度に人間が食用にして管理するのがよさそうです。