パキスタン最高裁判所、政府に対してトランスヴェスタイトの保護を義務

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パキスタン最高裁判所、政府に対してトランスヴェスタイトの保護を義務
http://geiro.org/2009/12/30/pakistantransvestites/#more-1504


保守的なイスラム国家であるパキスタンにもヒジュラがいるが、差別されて最下層の仕事をしているわけだ。


そんな彼らの「IDの性別変更が認められた」という話よ。


トランスヴェスタイト、「去勢された男子」「雄雌同体者」連盟*1の代表者でアルマス・ボビー談。

私たちの福利のために同様の処置が取られるのは、62年に及ぶパキスタンの歴史の中で初めてのことです。

これは我々に対する尊厳そして社会におけるアイデンティティーの問題に関して本当に重要な一歩です。我々は社会において少しずつ尊重されています。このような判決が出た今、人々は我々も人間であるということを認識するでしょう。


パキスタンヒジュラの問題点
●就学・診療拒否/学校そして病院でヒジュラが拒否される。
●住居契約拒否/家主が賃貸あるいは住居の販売を拒否される。
●相続拒否/彼らの家族には多くの場合、相続をする権利が認められていない。

同情は、多くの人々が彼らは追放されたアッラーの子であると考えていることに起因している。

パキスタンにおけるヒジュラの正確な数は不明であるが、コミュニティーの代表者たちは、30万人にのぼるとしている。

今年の6月にパキスタン最高裁判所は、政府に対してヒジュラに関して統計調査を行うための委員会を設置することを義務づけている。

以上。

*1: なんか訳が変だな。原文のロシア語「Трансвеститов, евнухов и гермафродитов」は英語でTransvestites, eunuchs and hermaphroditesだから「トランスヴェスタイト・去勢者・ヘルマフロダイト」もしくは「女装者・宦官・両性具有者」だろうなあ。