エジプトと「病」

これで手元に残っているビジュアル系のエジプトねたは吐き出したはず。
と、ここで重大なことに気がついた。


「整形外科いくの忘れた!予約すっぽかしてしまった!」
ご存知だろうか。
東日本大震災二次被害で私の左腕は折れている。


もうくっついていのが、骨を固定するためのワイヤーはまだ腕の中。
たぶん10月以後に手術できるようになるはずなのだが。


予定変更、作業過多、臨機応変すぎて忘れていたよ。
まいったなあ〜。で予約を取り直す。
秘書がほしい…といつも思う瞬間。


さて、エジプトと病ということで私なりのメモを残しておく。


<のどから引いた風邪>
実は帰国の前日はアレキサンドリアの旅でのどをいためて、悪化させていた。

実は自分の常備薬を日本に忘れてしまっていた。
あと一日、と思ったが、
寒気をひどく感じるほどのものすごい熱がでた。
さすがにやばいと思ったので、エジプトの薬局で薬を処方してもらった。


咳止めシロップ。

TVANIC、レボフロキサシン、つまりクラビット錠と同じ仲間。
(ピリドンカルボン酸系(キノロン系))。
抗生物質のうちに入る場合もあるが、正確には「合成抗菌薬」。


ビタミン入りののど飴。

全部で130LE。

1錠で爆睡。帰国時にはすべてがおさまっていたのでほっとした。

「なぜうがいもしていたのに」と考えた。
たぶん、「水分不足」もあったかもしれない。
のどをいためていても、水分不足で粘膜に水分が補給されず直りきらなかったのだろう。
実際、2リットルの水にポカリスエットをいれて、無理をしてでも飲んだらのどのちりちりするかゆみ&痛みはおさまった。

とにかくエジプトでは排ガスや外の空気の汚れがひどい。
それで呼吸器をいためやすい。

<下痢>
もちろん下痢にも襲われた。
しかも緑色だったために「?」と思って調べてみたら、
胆汁過多な状態らしい。

下痢に関してはいろいろな話を聞く。

私が感じる原因を書いてみる。

1.冷えやすい
エジプトにきていつも不満に思うのは体を温める食材に欠くこと。
せいぜい紅茶ぐらいだ。
しかもお風呂の様式から湯をためてあたためることもかなわないため、体が冷えすぎる。
夏は夏で冷房が効きすぎていたり。


2.空気が汚れている。
よごれた空気から感染症を起こして下痢をする。


3.野菜、果物の栄養分が濃すぎる。
ルッコラ(ガルギール)がうまいが、食い続けて下痢をしたことがあった。加熱しても、である。
エジプトの野菜は全体に味が濃い。
また、一般的に野菜は自分の身を守るためにある程度の毒素をだす。
ほうれんそうでいうところのシュウ酸などである。
それに当てられる。
日本の野菜は味が薄いし、水耕栽培が多い。
日本の薄い野菜になれた体でエジプトの濃い野菜を食べるとてきめんにやられる、というわけ。
なので、なるべく青野菜を少なめにたべていた。


4.ミネラルウォーター
エジプトのミネラルウォーターの多くは硬水であるために、
体質によってはてきめんに下痢することがある。
カイロの中心地だと100年以上の建物が多く、水道管の老朽化がひどいのでNGだけど、ヘルワンの新しい建物にすんでいたころは水道水を加熱して使っていた。そしたら下痢が収まった。


実際に体調崩したら、安静にするしかないけれどね。


<いつもの通院が…>
いつもの通院にいってから渡航しようと思ったら、お盆休みでしまっていた。


仕方がないので現地でいこうと思ったけど、電話予約しかできないし、滞在中に予約はとれるとは限らない。
なにせ担当の先生は出向組だから。
もっとなれたら、薬を常備しておいて医者を呼んで処置してもらうとかできるんだろうな。


だから帰国してからいったけど…。
そしたら骨折のほうの通院を忘れた(笑)。
忙しすぎるのも考えものだな〜。