古代エジプト>男装の女王 2009年4月号 ナショナル ジオグラフィックTweetより

特集:古代エジプト 男装の女王 2009年4月号 ナショナルジオグラフィック NATIONAL GEOGRAPHIC.JP
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【読書メモ】21年にわたり、男の格好で古代エジプトを治めたハトシェプスト女王。王家の谷で100年以上前に発見されたミイラが、真実を語り始めた。


【読書メモ 001】古代エジプト男装の女王 ナショジオ   心にくるハトシェプストの言葉「私の心は落ち着かない。人々はどう言うだろう。後世に私の記念碑を見るであろう人々、私の成し遂げたことを語るであろう人々は」 わかる気がする

【読書メモ 002】  「公共の記念碑に自分の姿を男として描かせたのは、何か理由があってのことなのでしょうが、それが何なのかはわかっていません。特に頭を悩ませているのが、ハトシェプストの動機なんです


【読書メモ003】「ハトシェプストは夫の死後、ファラオの妻ではなく、アメン神の妻という肩書を好んで使うようになった。この肩書が、王位継承に道をつけたのではないかという説もある。」


【読書メモ004】「その治世の初期に赤色花崗岩でつくられた座像を見ると、体つきは明らかに女性だが、王権のシンボルである聖蛇ウラエウスのついた縞模様のネメス頭巾をかぶっている。 」


【読書メモ005】「神殿の浮き彫りでは、足首までの長さの伝統的な女性の衣服を身にまとっているものの、足を大きく広げて、堂々たるファラオのポーズをとっている。 」


【読書メモ006】 そして完全パスの道へ。 「ファラオの頭巾をかぶり、シェンジュウトと呼ばれる腰布をまとい、付け髭(ひげ)までした姿で、女性であることを示す特徴はまったく見られない。 」


【読書メモ007】「そしてろくろから、明らかに男の子の姿をした小さなハトシェプストが生まれる。



【読書メモ008】  「レキト:碑文に出てくる場合、通常は「庶民」と訳される。ハトシェプストはよく「私のレキト」という言葉を使い、レキトに承認を求めている。よほど国民の評価を気にしていたのだろう。


【読書メモ009】「銘文を読むと、この時代の指導者としては珍しく、レキトに並々ならぬ関心をもっていたことがうかがえます」

【読書メモ010】 ファラオとして描いたものは、一つ残らず削りとられた。破壊は念入りかつ計画的になされたようだ。「感情に駆られた命令とは思えません。政治的な決断でしょう」


【読書メモ011】「トトメス3世は、息子のアメンヘテプ2世が他の親族との跡目争いに勝って自分の跡を継げるよう、息子の王位継承権の正統性を強調する必要があったのではないか


【読書メモ012】「トトメス3世がハトシェプストを殺したのでは(略)ハトシェプストは進行した骨がんと、おそらくは糖尿病の合併症をかかえ、虫歯から細菌が広がって死亡したと推定された。」