人工内耳−人間のサイボーグ化?

本ホームページのプロフィールに書いたさとしの興味は以下のとおりである。
※改修工事のため閉鎖中…2009.04.16

抜粋:

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永遠のテーマは「人間の身体」と「科学技術」、それを作る「文化・文明」。
「人間の身体」には「性別」と「障害」も含みます。「髪や皮膚」などの
「人間の身体のパーツも含みます。
んでもって「科学技術」。「医療技術」から「美容技術」、そして個々の人間の人間観すらかえてしまう「軍事技術」。

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それを簡単にいうと「サイボーグ技術の文明研究」だな。


というわけで、


「迷走した」研究テーマも「生きてる人間のサイボーグ化」ということでおちつきそうである。


では「サイボーグ」とはなんぞや、というとこういうことである。

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抜粋:
サイボーグ (cyborg) とは、サイバネティック・オーガニズム (Cybernetic Organism) の略で、人工臓器等の人工物を身体に埋め込む、体機能の重要な部分を電子機器等に代行させる、等の方法で、身体機能の補助や強化を行った人間の事。例えば、心臓ペースメーカーを装着した人間もサイボーグと言い得る。

サイボーグ 出典: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%82%B0

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厳密にいうと伊東聰もサイボーグである。
補聴器を使用しているからである。
サイボーグも「真性」と「仮性」があるとすると、「仮性」サイボーグということになる。

では聴覚障害という視点での仮性サイボーグと真性サイボーグの違いはどこになるのだろうか?
簡単にいうと「MRI(核磁気共鳴画像法)の診察をうけられるか/否か」である。
補聴器はとりはずせるからOKであるが、人工内耳ははずせないのでNGである。
MRIは心臓ペースメーカーやその他磁気に反応する金属が体内にあると、検査を受けられないのだ。


補聴器を使用しているサイボーグは「非侵襲型」であり、これは着脱可能である、ということである。


ちなみに性同一性障害のほうであるが、FTMの場合、「非侵襲型」サイボーグ化による性別変更では「戸籍の変更はみとめられない」。

実は「侵襲型」がどうなるかは下記の記載要綱の文面からは2006年現在「未定」だなあ・・・。NGにもよめるが、OKの可能性も否定できないという・・・。「侵襲型」の技術がないからこういう解釈になるのだろうな。


※「性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律第三条第二項に規定する医師の診断書の記載要領」より

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7 他の性別としての身体的及び社会的な適合状況
→ 診断を受けた者が、性別適合手術等の治療を受けた後、手術により形成又は切除された乳房・性器に係る部分の状態が一般的に見て他の性別に係る身体の性器に係る部分ととれる状態でかつ身体の一部となっていること及び(略)

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ちなみにこういう人体改造をバイオニックサイボーグとよんでみたが…。
さとし造語であるとおもっていたが、ちょこちょこ使っている人がいそうである。要調査。「人工物」でなくて「生体」のものを再開発してサイボーグ化した場合をこうよんでもいいのかな…と。SRSもそうだし、将来的にはES細胞の話ともつながるのだが。