人工内耳 −適用と医療費②
さて本題にもどそう。今回のテーマは「人工内耳」である。人工内耳は「侵襲型」なので一度うめこんだらはずせない。まさに「真性」サイボーグになる。なので聴覚障害者で人工内耳をつかっている人はみずからを「サイボーグ人間」として肯定的アイデンティティを形成している人もいるようだ。
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で、人工内耳の解説をしらべた結果のメモにうつろう。
人工内耳 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%BA%E5%B7%A5%E5%86%85%E8%80%B3
●人工内耳とは
人工内耳は、聴覚障害者の内耳の蝸牛に電極を接触させ、聴覚を補助する器具である。
人工内耳はマイクロホン、音声分析装置、刺激電極、電波の送・受信機からなる。
電気信号は、非接触で内耳にある電極へ送られ、電極が聴覚神経を刺激する。
●人工内耳適用の人
1.補聴器が役に立たない人
2.以前は耳が聞こえており、言葉が話せる人
つまり補聴器が使える人であれば人工内耳の必要はない。
●効果
人工内耳をつけても、100%聞こえるようにはならない。人工内耳は通常、どちらか片方の耳につける。
人工内耳をつけた後でも、水泳や入浴は可能。
●乳幼児に人工内耳をつけることに対する様々な意見
最近は、乳幼児に人工内耳をつけることが増えてきている。子供が成長にともない言葉を覚えるように、成人の時に手術を受け(人工)聴覚を初めて得る場合より、子供の時のほうが脳の人工内耳からの信号に対する対応がはやい。
●実際のオペの概要については?
大分大学医学部ホームページ
http://www.med.oita-u.ac.jp/
人工内耳の概略
http://www.med.oita-u.ac.jp/ent/implant.html
●オペの医療費は?
1994年に医療の保険適応がみとめられました。そのため人工内耳手術を希望する方が増えているらしいです。オペ代であるが、全額で400万円かかります。
GIDは「保険適用」の運動があるが、たぶん人工内耳については金銭的には問題ないだろう。なぜなら400万のうちこの内自己負担額は、社会保険本人であれば2割負担80万円、3割負担の方は120万円となる。し・か・も、だ。高額療養費制度や心身障害者(児)医療費の助成制度があるため、最終的な自己負担額は6万数千円ということになる…らしい。聴覚障害の身体障害者2級の場合個人負担額はないとか。くわしくは自治体問い合わせとのこと。
感想・・・。ありえん…。「保険適用」あるなしだけでこんなに違うのか…。
というわけで「人工内耳」ネタをおっかけてみます。
ただし読者のみなさんに「注意」があります。トランスジェンダーの人がトランスセクシャルの人とくらべて性別適合手術の実際の生の情報を正確に把握していないことがあるのと同様に軽度難聴で補聴器使用のさとしが人工内耳について理解していない可能性は十分にあります。このHPの情報はほかの情報で正確なものをあたらえれることをお勧めします。