社会的に「自立する」とは?


私がしょっちゅう繰り返している「自立」であるが、では「自立しているか」どうか、なんてどこで判断するんだ、という話に当然なる。



リーダーシップ研修で教えてもらったひとつの方法がわかりやすかったので紹介。


これを知って自覚するだけでも「自立して仕事ができる」ようになりますし、自立できない人は相当危機感感じます。
また自分のいる会社がおかしいか/おかしくないかもこれでわかります。
小さな仕事でも「覚悟がきまります」。



「営業利益率」がポイントになります。
(「営業利益率」はこういう使い方するんじゃな〜い!と経理の友人にいわれましたが・・・。)



「営業利益率」10%の会社であれば、「社員の給料×10の売り上げがでているか確認する」

大体どの企業も10%ぐらいです。



たとえば私の給料が月給40万とする。「営業利益率」10%だと私は400万以上の売り上げをださないと会社がなりたたないのです。もしも400万だしていないとなると誰かがこれをカバーしているので私は自立した仕事をしていないと判断されます。「営業利益率」20%だと200万以上ですがこれだと会社が苦しいわけです。自転車操業で50%とかになると非常にやばいです。だって材料費とか光熱費、広告費もいるでしょう?「どこから金をひっぱっているのだろう」ということになる。当たり前の数字です。



私が営業利益率10%をお客様を持っているとすると、400万の売り上げをださないといけないわけだから、お客様には4000万の利益をださないといけない。なんだかおそろしい数字です。



会社企画だけだして「行動しないで終わる」はひとつは私の人生の目標が終わっていないこともありますが、もうひとつはこの数字の恐ろしさもあります。たとえば従業員を10人やとったとすると一人30万だしたとしても30万x10人x10(%) x10(%)= 3000万の売り上げをお客様に保障しないと10人の社員を食わせられないわけです。



障害福祉だけで3000万のうりあげをだせる仕事ができる?無理な話です。



もしもこの基準をきっていて従業員だけやとっていたら?従業員を「安かろう、悪かろう」で使って「ぼったくっているのかも」しれない。もしもこれでこけたら従業員がかわいそうです。



だから私は「自分がくわせてやる」と考えるよりも、一人一人が「自立して」食っていけるやり方を考え、実行するほうに考えがいくのです。私一人が3000万かせごうときばるよりも、10人に300万の利益を出せる能力をつけてもらって10人の自由にいきられるほうがはるかに効率的だし、負荷がすくないでしょう?



また10人を抱え込んだら、ほかの人をやといたいと思ってもやとえないでしょう?


どうしても助けられる人数が少なくなってしまいます。



私は10人の親分/社長として「くわしてやる」というよりは10人のプロフェッショナルを要請して世界にばらまく仕事がしたい人です。そのまた10人がプロフェッショナルを要請してまたばらまけばねずみ算式に自立したマイノリティが増えるでしょう。どんな場所でもどんな価値観をもっていてもどんな変人でも生きていけます。



私が「あなただけが頼りなの」といわれるのが嫌いな理由は「独占されてしまう」からです。
1人の人間まるごとを1人でかかえられるほど私は強くありません。



10人を養成するの逆で10人のメンター、プロフェッショナルを人脈につくってほしいと思う。
そうすればすくない時間と労力で大きな仕事ができます。



以上・・・。